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切り口は貝殻状でなければなりません。 すなわち、二枚貝を貼り付けたような緩やかなカーブを描き、ペロッとしたベロが残っているのが理想です。それこそ、縦横の収縮のバランスがよい炭といえます。 切り口に油のような虹色のしみが見えるときは、木酢液を吸い込んでいます。やはりそのような炭は燃えが悪く、燃えカス、灰が多く残ります。 数年前から紀州の炭も灰が多くなり、燃えカスもできるようになった。と、聞かされることがあります。3年前ほどが木酢液採取のピークでしたから私はそれが原因ではないかと思います。 三重県の木には土壌の特性から石灰分を多く吸い込んでいる。というデータがあります。 だから、三重県産の木で炭にすると燃えない炭になる。という風評も聞こえますが、それまったくの思い込みで、カルシウムというミネラルを含んでいれば灰は他の産地と比べると多いと思います。 |
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