あ る 記 6(寺町筋 23号線バイパスコース) |
近鉄津新町駅を出て右折(東側)する。 直ぐ踏切。真っ直ぐ歩き国道23号線も横切る。 まだ、真っ直ぐ。 23号線のバイパスに突き当たる。渡り左折(北側)。 直ぐ”寒松院”がある。
この地域に寺が集中しているのは、津城形成する為に移転されたものである。
元はこの地域の西側に岩田川につながる”堀川”と呼ばれる川があり、
城下町に荷物を運ぶ船着場として繁栄した。 |
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”寒松院” 寒松院は藤堂家歴代の菩提寺である。 寒松院の名は、高虎公の院号をとって名付けた。 津藩の10代高兌(たかさわ)迄と、久居藩の藩主が祀られている。 また、明治13年(1880)の明治天皇行幸の時には、安在所となった。 戦災により全焼し、その後の復興がなされていないのは、非常に残念である。 |
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高虎夫人の松寿院を含み、5代高敏迄は五輪搭で6代目からは板石塔婆である。 高虎は愛媛県今治市(現在)からこの地方に赴任してきたが、その時に今治の松の木を伊賀に持って来た。 その松が枯れたため、再度今治から取り寄せたので、この寒松院にも植樹し”伊予の松” と名付けた。 |
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寒松院から直ぐ東側に沢山のお寺がある。 次の写真などはその一部。 沢山あるのと、一見普通の民家の様で気が付きにくい。 |
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北側に歩く。フェニックス通りを越えると直ぐ。 |
上宮寺 阿弥陀如来立像、聖徳太子絵伝等、市文化財が多くある。 この寺は、真宗高田派に属し、聖徳太子行宮跡、阿漕平治菩提所でもあり、右記の書かれた石碑がある。 |
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伊勢の海 あこぎが浦に引く網も |
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浄明寺 上宮寺の東側。通路沿いに三重四国88箇所の小寺が沢山ある。 三重県指定文化財の”宝篋印搭(ほうきょういんとう)”や津市指定文化財の”梵鐘” がある。 |
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上宮寺の通り(バイパスの方向)に帰り、バイパスを北の方に進む。すぐ西来寺 |
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西来寺 西来寺には沢山のお寺が集まっている。 常照院、慈眼院、観樹院、真浄院、東漸院、普門院 がある。 |
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西来寺には需要文化財、市文化財などがある。 元三大師法要:毎年、4月3日、11月3日に開運・厄除・所願成就祈願が行われる。
元三大師は、比叡山中興の祖と仰がれ、門下から多くの名僧が出た。 |
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今度は少し歩かねばならぬ。バイパスは常に東側(右側)と通る。 と言ってもバイパスを北上。約1キロだけである。 回転すし屋さんの手前を右側(東側)直ぐ左側(北側)に進むと直ぐ。 |
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護願寺 救世山護願寺といい三重四国68番札所となっている。 弘法大師生誕千二百年記念として、弘法大師像がある。
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すぐ。北に行き、すぐ右(東)に曲がる。 |
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子安地蔵院 若い僧形をした地蔵菩薩が、雲に乗って来迎する姿が描かれており、袈裟の細かい截金(きりがね) 彩色は技術的に優れている。 その他、鎌倉期の磬、鰐口、室町期の延命地蔵などがあり境内の石棺は古墳時代のものである。 |
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潮音寺 津市文化財の弥陀如来立像がある。 この像は、織田信長の伊勢侵攻に伴い、平地の乙部から山地の渋見に城を築いて戦った乙部藤政の 守護仏との伝えがある。 |
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北に行き、23号線バイパスに出よう。すぐ右(北側)に曲がる。 バイパスを北上する。道は少し左に曲がり橋を渡る。この川が安濃川である。 あと、300メートルで陸橋がある。この陸橋を渡る(西に行く)。 真っ直ぐ行くと23号線を横切り、津駅が見えてくる。 この4月にオープンした”アスト津”に寄って帰ろう。 |