自転車で琵琶湖(北湖)一周しました。
  2007年5月3〜4日 

 ガクも小学3年にもなったし、思い出に残るGWにしようと(←単なる親の思い!)、MTBで琵琶湖一周(といっても、琵琶湖大橋までの北湖)、総距離150kmを1泊2日で走破する計画を樹立。

 コースは長浜市の豊公園をスタート・ゴールに、1日目は北に向かい、湖西を下って大津市の堅田まで、2日目は堅田から琵琶湖大橋をわたり、東岸を北上し長浜まで戻るというもの。1日目はちょっとしんどいが、2日目は余裕あるコースで、さあ、行くかぁ。

湖北町あたりの琵琶湖。

長浜市豊公園を7:41に出発。お揃いのルイガノの白いバイクです。

 湖岸道路の湖岸側に整備された管理用道路である歩道は広く、安全で、左手には常に広い琵琶湖が広がり、サイクリングが楽しめます。

 長浜市から湖北町に入ると、湖辺域にはヨシ帯が広がりオオヨシキリがのびやかにさえずります。沖合いには浮島があり、素晴らしい景観です。このあたり、夕日の絶好の撮影スポットとして、シーズンにもなると望遠レンズの砲列が歩道にズラリと並びます。

 湖北町の道の駅「水鳥ステーション」での休憩要求をちょっと待ってとパスし、「琵琶湖、きれいやなぁ」といいながら、尾上から高月町に入り片山トンネルを抜けていきます。

 天気もよく、朝から多くのサイクリストが琵琶湖を楽しみ、我ら親子を抜いていきます。
余呉川沿いを進み、国道8号に出合うと、国道の賤が岳トンネルは長くて、臭くていやなので、旧道のトンネルを抜けます。すると、奥びわ湖が目の前に広がります。

旧道の賤が岳トンネル抜けて 西浅井の大浦の湖岸にて

 9:25、木之本の飯の浦にある奥琵琶湖ドライブインでたこ焼き食べて、第1回の休憩。おいしぃ。
ドライブインから湖岸の旧国道をのんびり走り、いよいよコース最難関の岩熊トンネルの登りです。(湖岸を忠実に進む奥琵琶湖パークウェイはしんどいのでパス。) すぐに、自転車に乗って登りきることを諦めて押していき、近年作られた新しいトンネルの広い歩道を安全に通過して、西浅井の大浦へ。ここから海津大崎までの桜並木は春にはそれは見事な花のトンネルを形づくります。もちろん花は終ってますが、木々の緑と青い湖面を満喫しながら、車もほとんど走らない湖岸をペダルを漕ぎます。

海津大崎で水切りに興じる 高島・白髭神社

 海津大崎で2回目の休憩。おにぎりかじって水分を補給し、一服。ガクは休憩もそこそこに水切りに熱心。
 このあたりで、ガクもちょっと疲れが出てきたか、2回ほどコケル。
 12:35に、高島の新旭風車村の道の駅に到着し、1時間のお昼タイム。ラーメンとアイスクリームでのんびり。隣には、親子3人連れで自転車を楽しむ家族もいて、「やっぱり、自転車は楽しいよねぇ、ガク。」、「うん。」
 13:35に風車村を出発。高島で神社の春祭りに遭遇し、さらにいくと、湖上に鳥居が浮かぶ白髭神社に14:25に到着。ここの景色もいいよねぇ。でも、水切りをするための適当な石が見当たらず、ガクは不満顔。

比良山バックに志賀・大物あたり 1日目ゴール 琵琶湖大橋

 この辺りで南のほうから雷鳴が聞こえだした。勘弁してよぉ、何とかもってくれ!と願いつつ、大津市北小松水泳場にさしかかると、思いも通じず、大粒の雨と雷が襲ってきた!近くのほんとに狭い軒先で、雨のしずくに濡れながらも止むのをじっと立って待つことに。その間、ガクは、遊戯王デュエルモンスターズの怪物の問題を出してくれるが、さっぱり分からん。
 終わりのない試練はないし、止まない雨もない。45分間でした。じぃーっとしてたのは。再び、春の日が差し、急速に雲は切れ、路面も乾いていく。さあ、行くぞ。ゴールの琵琶湖大橋までもう少しや。旧志賀町は以前歩道のない国道161号は危険極まりなかったが、今は北小松から志賀駅あたりまで自転車道が整備され安全です。
 でも、また、ガクが自転車道の真ん中にある車止めにぶつかって転倒。午後3時もまわって注意力も落ちてきたか。あっと、またかぁ、「ズデン!」。 コケタのは、今度はお父さん。雨に濡れた歩道のカーブで不覚にも転倒。「願いが通じた。」とはガク。おいおい、コケルのを願ってたんかい!

 再度国道161号にもどり、歩道を進む。和邇の手前と真野の辺りでは、歩道がホントに狭く自転車での通過が危ないのでやむなく、車道の端っこを一列に進む。もう少し整備してほしいなぁ。

 そして、17:00。1日目のゴール大津市堅田の琵琶湖大橋近くの米プラザに到着。車でやってきたお母さんと合流。再度、ソフトクリームで今日一日の頑張りをたたえる。これは甘くて冷たくて、運動してきた体にはうまい!
 米プラザは地元の野菜や湖魚の佃煮など売ってていいですね。アゲラタムの花の苗が10ポットで500円と安く買いました。

今日の夕食は、ガクの要望に応え、回転寿司スシローでしっかりと頂いた後、市内のビジネスホテルで3人で宿泊。 

琵琶湖一周2日目
−今日はコースは短く、ラクチンです−

 大津市内のビジネスホテルから再度、堅田の琵琶湖大橋近くの米プラザまで戻る。

結局、ビジネスホテルも堅田近辺にはなくて、大津駅近くまで車で行って宿泊。家族連れも多く、GWでもあり満室。ご飯やパンもあり、おかずもそこそこある朝ごはん(広告にはデラックスとありましたが…)も付いて3人で12,000円はオトクでしょう。

 8:40 米プラザ発。まずは琵琶湖大橋を渡る。朝一番、元気に大橋の坂を上りきり、トップで写真撮影後、橋の長〜い下り坂を気持ちよく飛ばします。

第2日目、出発の朝。 琵琶湖大橋のトップから琵琶湖

琵琶湖東岸守山市に渡ると、今度は湖岸道路を北上します。
今日は長浜まで、米原市の磯辺りを除きほとんど歩道が完備されて安心です。天気も昨日より安定して、風もなく、左手にずっと琵琶湖を見ながら快適に飛ばしていきます。あまりに平坦な歩道であり、時折渡る河川の橋の前後の上りを頑張り、下りをガーッと気持ちよくスピードアップします。

 9:55 近江八幡の岡山園地で初めての休憩で湖畔でのんびり。湖を見ると、水がやけに汚く茶色い。「これはね、丁度いま、田んぼで田植えしていてその汚れた泥水が琵琶湖に流れてきているんだよ。」、「魚、嫌だろうな。」、「できるだけ流さないようにしないと琵琶湖の魚が死んでしまう」と、社会科の校外学習。

湖周道路歩道を気持ちよく 汚れた水が琵琶湖に流れ込む

 近江八幡からは一旦、大中の干拓地の広大な農地の中を進んで、10:40コンビニで休憩。まだ、昼には早く彦根まで走ろうと、再度、サドルにまたがる。愛知川を越えて彦根に入ると、今日も多くのサイクリストに出合い、みんなGWを楽しんでいます。彦根の長い湖周道路歩道を北上し、11:50 彦根市八坂町のコンビニで食糧を仕入れ、近くの湖岸で1時間ほどの大休止。お父さんは昼寝。ガクは相変わらず水切りに精を出し、新記録を狙う。でたぁ!10回と喜ぶ。

米原市磯にて 長浜豊公園 やったぁ!ゴール。

 13時前、そろっと行くかぁ。彦根城築城400年祭で賑わう彦根市を抜け、ラストスパート!14:15 無事、長浜の豊公園に戻ってきました。2日目は、ゆっくりと休憩しながらでも、14時15分に長浜まで帰れました。高学年になったら
ほんとの琵琶湖一周も十分可能でしょう。ただ、大津市の西側国道161号は歩道があまりなく、コースの検討が必要ですが。

 「どうやった?」、「楽しかった。」                       

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