伊吹山 05年初秋 
−残暑を逃れて、裏山でお安くリフレッシュ作戦、成功!−

アケボノソウ

 久しぶりに相棒のガクをつれて、裏の伊吹山へ。
 「ねぇ、ゴンドラァあ」という声に、「今日は歩くの!」と言って登山口から、さあ、頑張ろう!
 1年ぶりとなる登山口から頂上までの登山です。

 前回登った8月から1月少したち、すっかり花も主役交代。9月の花が元気に伊吹山を彩っていてくれました。

 写真はアケボノソウ。昨年はドライブウェイ近くで見ましたが、今回は9合目から8合目に下山する途中に一株ありました。
数は少なく、きれいな花だけに、見つけた時のうれしさは、ひとしおです。

日 時:2005年9月19日(祝)   天 候:晴れ、上部はガス
コースタイム:登山口9:05−頂上12:15/13:15−登山口15:25
メンバー:ガクとそのお父さん


 1合目からはゲンノショウコの赤花や白花が目立ち、3合目から頂上にははハクサンフウロ、ツリガネニンジン、ヤマハッカ、アキノノゲシ、ナンテンハギ、キンミズヒキ、イブキコゴメグサ、ミツバフウロ、アキノキリンソウ、クサボタン(終りかけ)、リュウノウギク(これから)、(コ?)イブキアザミ、リンドウ、フジテンニンソウ、オトコエシ、ミツバベンケイ、イブキレイジンソウ、シオガマギク(終りかけ)などなど、もうたくさん咲いてます。

イブキコゴメグサ ミツバフウロ

 3合目から見ると、上部はガスで見えません。涼しく快適となった山道を3合目、5合目、7合目とゆっくり休憩しながら、多くの登山者の人と頂上を目指します。7合目までくると、ガスがすっと晴れ、遠く鈴鹿の山々も霞んで望めました。

イブキアザミと鈴鹿の山々 7合目あたりで

 この季節、5合目から上部の草原にはイブキアザミが無茶苦茶多いです。
 以前の草原を取り戻そうと、コクサギなどの低木が刈り取られたところは、春から夏、そして秋にかけ、いろんな花たちが次々とその主役の座をバトンタッチしていきます。でも、生活のために草を刈り取って利活用し、その結果、自然にお花畑が形成されていた時代は過ぎ、石油やガスをバンバン燃やすようなライフスタイルに変わった中で、昔のような風景を維持しようというのは、労力、費用がかかるものです。

イブキトリカブト オオハナウド
リンドウ フジテンニンソウと頂上のお堂

 3時間と10分で頂上到着。約束どおり、まず山小屋でお土産を買ったあと、ラーメンを作ります。山で食べるラーメンは「あぁ、おいしい!」とガクも満足げ。展望はガスでパッとしませんでしたが、風でちょっと、こ寒いかな、と残暑の下界に比べ別天地。
 ちょっとの頑張りで、入場料不要、季節それぞれの花々あり、涼しくて、ラーメンが、なんでもうまく、条件よければ琵琶湖からアルプスまで360度の大展望、山小屋もあり安心・子どもも満足、こんないいとこ、あります?

アキノキリンソウ ヤマハッカ
アケボノソウ リュウノウギク

 下りものんびり、時間をかけてくだり、3合目からも歩きました。やっぱり、ゴンドラ利用の人も多いようです。時間が半分で登れますから。このあと、10月末で近江鉄道撤退しゴンドラ営業もなくなると、標高差約1,100mの登山はちょっとしんどいかもしれませんが、早立ちして、のんびりと移り変わる花々を楽しみながら静かな山道を登るのは、積もり積もったストレスを引き換えに、きっと心地よい満足感を与えてくれるでしょう。

 子どもは元気です。下山後、野球とサッカーで遊ばされました。

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