夏、早くも盛りです。7月、夏休み : その2

夏本番。シモツケソウの群落が拡がります。 

 やっぱり、シモツケソウの一番元気な時の姿を見たくて、懲りもなく、「その2」の登場です。
 今回は、最近の運動不足解消も兼ねて、登山口から山頂まで一気に登ることとしました。足元は重いですが、やっぱり革の登山靴が安定します。

 概ね1時間35分で何とか、山頂到着。フウーッ。しばらく、寝っころがっていました。あまりにしんどくて…。さて、お花の観察といきましょうか。

決して、人工的に配置したわけではないけれど。自然の造園術

シモツケソウ 数ミリの小さな花がかたまって咲いてます。

 夏の主役のひとつ、シモツケソウ。ピンクが鮮やかです。 よく見ると、写真の後の方に、ニョキニョキと。8月中旬あたりから山頂一面に拡がる白いサラシナショウマの穂です。季節はどんどん前に向かって準備しています。
ミツモトソウ  クガイソウとシモツケソウの彩りを背景に

 さすがにトップシーズン。駐車場は車や観光バスで埋まってます。エンジンを止めたバスもありますが、そうでないものも。車の誘導員の方も大変ですが、アイドリングストップも教えてあげてくださいね。山頂近くはそんなにクーラー入れなくても、自然の風が気持ちいい。

アカソの雌花穂? シュロソウ 見たとおりの臭いでした。
フウロソウたち
東遊歩道にミツバフウロ ピンクがかったもの
8合目駐車場脇に白花のミツバフウロ
西遊歩道の岩陰に、ヒメフウロ

ゆっくりと、東遊歩道から西遊歩道をまわって、再び山頂へ。近くにはワレモコウも2株咲いてました。写真はピンボケで不採用!

イワアカバナ

 近くで雷が鳴り出しました。樹林のない伊吹山は隠れるところがありません。下山にかかりましょう。
途中で、一つ、クサボタンをパチリ。

クサボタン クルクルッとカールしたガク片が魅力的


 そして、3合目でちょっと登山道をはずれてお花畑への入っていくと、ありました草むらの中に。今年、是非見たかった、オオナンバンギセルが。

オオナンバンギセル(大南蛮煙管) 
ススキなどに寄生する葉緑素を持たない植
物です。万葉集では「思草」の名で登場して
るようです。
ニセイブキゼリ 人参の様な切れ込んだ葉のイブキボウフウ
薬草で、防風は風邪を防ぐという意味から。

最後に、森さんから3合目にも増えてきたと教えてもらったイブキコゴメクサを。まだ、咲き初めなのでこれから、株はもう少し大きくなるそうです。

イブキコゴメクグサ

 今日もよかったなぁと、3合目でボッーっと一服していると、森さんに出会えました。いろんな話を聞かせてもらって、登山口に下山しました。

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