初夏の伊吹山1合目〜3合目散策
−台風で荒れる前に、ササユリだけは見ておきたいなぁ−

ササユリ ウツボグサ

 伊吹山のササユリにやっと出会えました。咲き終りの株もあり、ギリギリセーフといった感じでしたが、淡いピンクの花はとってもきれいでした。

日 時:2004年6月19日(土)  天 候:晴れ
散策した人:ガクとおとうさんの2人

ノアザミと少年の図(1合目ゲレンデ)

まずは、1合目から歩き始めます。今日は3合目までなんでのんびり写真を撮りながら1合目ゲレンデの中の草原を登ります。
 すると、おぉ、黄色いお花畑が広がっているではないか。こんなこと聞いた事ないぞ。この黄色いでっかい花は何だ?

ルドベキア ノアザミ

 上の写真左は「ルドベキア」の一種でアラゲハンゴンソウのようですが、これは北ア原産の外来種で猛烈な繁殖力があるそうで、所によっては引っこ抜くなどの対策をとっているようです。このあたりにはニワゼキショウというどこでもある外来種も多いです。
 伊吹は信長の薬草園など、古くから国際的ですが、在来種を押しのけるのは止めてほしいですね。

コウゾリナ(髪剃菜) 茎や葉にあるザラッとした剛毛が剃刀のように切れそうということで命名 クサフジ(草藤) これまた、コウゾリナと同様に登山道脇にずっと見られる青紫色の花です

1合半の見晴屋さんの脇を抜けると、これまでとは一転して草が背高く繁茂。機械で草刈作業が行われているようでした。そして、3合目に向かいましょう。相棒は早く3合目でジュースが飲みたいとうなっております。

ヤマホタルブクロ がく片の間が丸く膨らむのが特徴
だそうです。おっと、だんだん…。
キリンソウ 3合目へ向かう途中で。こんもり数株咲い
てました。3合目にもありましたよ。
カラマツソウ 3合目あたりにたくさん咲いてました。 オオナルコユリ 茎が丸いのでナルコユリでしょうか。
それにしても、景気ようぶら下げてますなぁ。
イブキトラノオ 折りしも接近する台風の影響でユラ
ユラして撮りにくいの何のって。じっとして
ノコギリソウ 下の方に見えるギザギザのはっぱから

 やってきました3合目。ホテル前では森さんがマイクを持って沢山の人達に植物の説明を開始されようとしているところでした。これからは森さんのような人材が求められますね。伊吹の大切な人のひとりです。

ナワシロイチゴ っていうらしいです。小さい花です。 クララ 根を噛むと目がクラクラするほど苦い「眩草」
イブキフウロ 花びらの先が三つに裂けて、伊吹風露 ハクサンフウロ ガクや葉に目立った毛がないので
多分そうだと思います。
クルマバナ 3合目の今の主役のひとつでしょうか。 ヒロハシモツケ 花の散歩道で一株だけ。
ミヤマトウキ いろんな効能がある薬草です。 テリハノイバラ かな。

 ということで、今日もいろいろと楽しませていただきました。でも、ササユリに何とか間に合ったのがよかったです。

 「おとうさん、ゴンドラで下りようか。」 「だめだめ、今日はジュース買う分しかお金を持ってこなかったから。さあ、登山道はこっちやでぇ!」

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