伊吹山フラワートレック:ファイナル・ステージ

−晴天の3合目へMTBで駆け上がり、秋の草原を彩る花々を巡る−

センブリ

 4月から登り続けた伊吹の花めぐりも、いよいよファイナルステージとなりました。今シーズン、ちょっと出遅れた感もありましたが、次々と登場する幾多の花たちには感動の連続でした。
 さて、最後を飾るのは、このセンブリを始めとする秋の花です。

ヤマラッキョウ

  今回の3合目の主役は、何といってもこのヤマラッキョウでした。あっちこっちにニョキニョキ。地中にラッキョウのような鱗茎があるそうです。

イブキトリカブト

 根に猛毒のアルコニチンというアルカロイドを含むイブキトリカブトはもうおわりです。昔はこれを便所に入れ、ボウフラの発生を抑えた、という話も聞きましたが、時代が変わりました。いいんでしょうけれど、反面…。

ナギナタコウジュ

頂上に群生しているフジテンニンソウは3合目西側の林の中にもあり、かろうじてまだ咲いてました。ナギナタコウジュも秋の風に身を任せゆらゆら揺られて…、ちょっとじっとしてくれないかなぁ。

秋を代表する花、リンドウ

 この季節、既に花は終わり、実を作りつつある花もでてきます。

ツルニンジンの実 そして、このヒゲさんはセンニンソウ

 ツルニンジン。これは是非今シーズン見たかった花の一つで、頂上で、そして3合目で見られましたが、今回よく見ると、3合目の林の中にたくさん実をつけたツルがありました。
 右は、中央の実の先から毛を巴型に出しています。一体、何?

リュウノウギク

数ある野菊の中で、一際、花の存在感を示すリュウノウギク(これだけはわかります。)。この開花は伊吹の花舞台の終わりを告げます。

今シーズンの花巡りのおわりはセンブリで。


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