芒種の候、伊吹山の花巡り

−6月初めの花々と早朝の絶景つき−

探訪日:2013年6月9日

麦を刈り取り、稲を植えるころという「芒種」(正しくは6月5日か6日ころ)の季節、山頂の花も咲いてきたという情報にじっとしてられなくて、6時15分に家を出て、8時少し前に着いた。素晴らしい景色が広がってました。

山頂からの展望を、どうぞ。

まだまだ残雪の多い白山連峰
槍・穂高、乗鞍そして大きく御岳

そして、花巡り。めあての花は見つけられるかなぁ。

グンナイフウロ(郡内風露) コンロンソウ(崑崙草)
イブキガラシ(伊吹芥子) ヒメレンゲ(姫蓮華)
ヒメウツギ(姫空木) サワフタギ(沢蓋木)
クサタチバナ(草橘) ホウチャクソウ(宝鐸草)

東遊歩道から駐車場経由し中央から山頂へ、そしてまた下って、西遊歩道を登る、

コバノミミナグサ(子葉の耳菜草)) ホソバノアマナ(細葉の甘菜)
イブキハタザオ(伊吹旗竿) ユキザサ(雪笹)
イブキタンポポ ひょっとしたらセイタカタンポポ? ノビネチドリ(延根千鳥)
イブキシモツケ(伊吹下野) キバナハタザオ(黄花旗竿)

いろいろとあったのですが、サンカヨウはやっぱり花は終っていて、ヤマトグサは見つけることができませんでした。また、来年に出会えることを楽しみに…。

そして、3合目でボランティアの草刈作業に合流したあと、林道をゆっくりと、伊吹の花を知り尽くしてる森さんと一緒に下山。

カンボク(肝木) バイカウツギ(梅花空木)
カノコソウ(鹿の子草) エビガライチゴ(海老殻苺) 葉の裏白くウラジロイチゴとも
イブキスミレ閉鎖花 対生状の葉の上にちょこんと ハナイカダの実

登山道よりも林道のほうが、木々の花をはじめ楽しめます。思わぬ、遭遇も。今回はヤマドリとイノシシと出合いました。

ガマズミ これも種類があって同定難しい ニワトコの実
コアジサイ(小紫陽花) 花序の周囲に装飾花がない ヤマアジサイ(山紫陽花) いろんな色があります
サルナシ(猿梨) 蔓は筏や吊橋に、実は果実酒に利用 ヤマホタルブクロ(山蛍袋) ガク片とガク片の間がふくれる
ウリノキ(瓜の木) 可愛い花、葉が瓜の葉に似てる ヒメフウロ(姫風露) 石灰岩地に生える 別名塩焼草
スイカズラ(吸葛)花の奥にある密が吸うと甘いから ヤマドリ(山鳥)登場 いやに落ち着いてました 
ナワシロイチゴ(苗代苺)稲の種をまく苗代の頃に実が熟す ノイバラ(野薔薇)

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