そして春の花が… 伊吹山二〜三合目 
−セツブンソウ、アマナ、スハマソウほか−

伊吹山3合目 セツブンソウの群落

 節分草とは言いながら、もう、4月も10日。
寒い寒い冬がやっと過ぎ、遅ればせながら春がやってきました。

 3合目のセツブンソウ群落、見事でした。

2011年4月10日(日)  天候:晴れ
地元上野の有志の人たちと、3合目のお花畑を守るためロープ張り作業や草原の雑木の除去作業を行いました。

ロープの支柱打ち 雪による倒木を除去する

 3合目は春から秋まで次々と様々な花を咲かせます。7月下旬からのユウスゲ群落は特に有名ですが、それ以外にもたくさん。それ、もう。
 お花畑を守ろうと、ロープの設置作業を行いました。今年もたくさんの花が咲くよう、今後草刈やいろんな作業が行われ、できるだけ参加しようと思ってます。

 でも、気がかりなのは、三合目の草原の至るところに転がっていたニホンジカの糞と多分、ニホンカモシカの牛のような糞。これらの野生動物によって草花が痛めつけられないか心配です。

一面のセツブンソウ スハマソウもあちこちに一杯

 3合目にはアマナもポツポツと花を開かせているなぁ、と思っていたら、「2合目にはヒロハノアマナがあるよ。」と聞き、早速行ってみると、見事に満開状態。
 なお、セツブンソウとヒロハノアマナは、環境省レッドリスト絶滅危惧種U類(VU)となってます。大切に。

3合目のアマナ 葉が細い 2合目のヒロハノアマナ 葉が広く、中い白い部分が

  遅れていた春を告げる、白い花々。冬は厳しかっても、必ず春はやってきます。

ヒロハノアマナ たくさん咲いて 1合目林道のスハマソウ

 まだ多くの木々は新芽を出してませんが、その中で目立つ黄色い花は、ダンコウバイとキブシ。

ダンコウバイ ダンコウバイ(右)とハンノキ?(左)
ゆらゆらとキブシの花 キブシのアップ

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