Jupiter 木星


撮影日
2003/12/29
信じられないことですが天文を初めて10年あまりにもなりますが
星雲星団ばかりの撮影していて木星は観望は良くしますが
まだ写真で撮影したことがありませんでした。
わたしの撮影技術の未熟さもあってか土星を銀塩写真で撮影したとき
モヤット耳が付いているようにしか写らずがっかりしてしまって
眼視で望遠鏡覗いた方が遙かにはっきりと見えるから惑星の撮影をあきらめ
星雲星団撮影にはまりこんだようです。
星雲星団は正確にガイドすれば露出時間を延ばすほど
目では見えない景色が写るという魅力にとりつかれたようです。
 しかしながら近年の画像処理技術の発展のおかげで
今までとは違った方法で其れも天文用と言った特別なものも必要とせず
ほとんど誰もが所持しているパソコンと家庭用のビデオカメラで
今までは天文台しか撮影できなかったリアルな画質の惑星写真が簡単に
自分で撮影することができるようになりました。信じられない時代が来たものです。
撮影場所
自宅駐車場
撮影時間
01:20-01:21
シーイング&透明度
8/10 8/10
ビデオ
Panasonic NV-DJ100
撮影枚数
2717枚
画面サイズ
1024*768
露出
1/60 f:1.6
望遠鏡
シュミカセ C8EX 2000mm
赤道儀
EM200
接眼レンズ
ビクセンPL12.5mm
コリメート撮影

今回はシーイングも良好でしたがまだ木星が高く上がっていなくて
大気の影響大でしたがそれでもビデオ画像をRegiStaxでコンポジットすればかなりの画像になりました。
これからは高度も上がることから以後の撮影がとても楽しみです。

以下木星の作例です。下記3枚のようなビデオ画像2717枚を重ね合わせました。
ビデオ画像2717枚のうちの3枚です。大気で揺れているため金平糖になったりフットボールになったりひょうたんになったりします。
ビデオ画像2717枚をRegiStax で重ね合わせWevelet処理を施すと上記の画像になりました。