コーヒー・ブレイク(5)夏の花
2012.9.17
サルスベリも、多くの家の庭先や公園に植えられている人気の花だ。多くはピンクや白だが、私が毎年楽しみにしているのは淡い紫色のものだ。咲き始めると、その家の前を通るのが楽しみになる。
中央にアメリカフヨウ、その周りにマリーゴールドを配した団地内の植え込み
最近ブレイクばかりしてるぞ!とのお叱りを恐れて出し渋っているうちに、暑さは続くのにもういつの間にか季節はすっかり秋になってしまった。しかしせっかく撮り貯めた写真なので、この際アップしておこうと思う。
県庁を望む公園に、夾竹桃の花が美しい。その下のベンチには、ホームレスが二人。一人は新聞に読み耽っていた。
大きな赤やピンクの花が目を引くのは、アメリカフヨウである。今年特によく目についた。
私にとって夏の花といえば、迷うことなくカンナである。子供の頃遊び回った場所には、見上げると必ずと言っていいほど赤やオレンジのカンナが咲いていた。強い日差しをものともせず、夏の間次々と花を咲かせるたくましさは、子供心にも強く印象に残っているが、最近なぜかあまり目にしなくなった。家の庭には園芸用に改良された、斑入り葉のオレンジ花があるが強健種ではなく、やはりあの記憶の中のカンナには程遠い。
2、3年前からマイブームの花がある。アメリカデイゴという名は一般には馴染みがないかもしれない。新しい家の前庭に、と考えたこともあったが、何しろ大きくなるらしく、うちの狭い庭にはやはり不向きだろうというので泣く泣く諦めた。