2012.2.4

☆窓絵の小宇宙

 写真の蓋物は宝石入れなのだろうか。小さいが少しも手を抜いていない。実に繊細な作りで、これ自体が宝石のようだ。窓絵の中の海岸べりを走る道はどこへ続いていくのか、最初トンネルのように見えた黒いシルエットは何なのだろう。いつも、この風景の中に飛び込んでそれを確かめたい衝動に駆られるのだ。たった3.5×2.5pの小宇宙。