口はスポーツ外傷の危険地帯です。知り合いの中に1人や2人はスポーツ中に歯や口のけがをした人がいるのではないでしょうか。特に米原市はホッケーが盛んですので、年に何人かはホッケーによるけがで治療にこられます。

マウスガードの装着は、ボクシングやアメリカンフットボールでは義務化されており、試合時は必ず装着しなければなりません。サッカー、バスケットボール、ホッケー、アイスホッケー、柔道などでもマウスガードの使用が推奨されています。スポーツを安全に楽しむために、マウスガード、特にカスタムメードのマウスガードの使用をお勧めします。




マウスガードQ&A

費用はどれくらい?
スポーツ店などで販売している既製品は500円〜5000円くらいですが、予防効果などを考えると歯科医院で作るカスタムメードにははるかに及びません。歯科医院で作ってもらう場合はもう少し費用がかかります。

制作期間は?
歯の型を取ってから7〜10日くらいで出来ます。その後、かみ合わせのチェックを2〜3回受けてください。

使い方は?
使う前は水で濡らしてから口に入れるとスムーズに入るでしょう。使用後は水またはぬるま湯で洗って下さい。熱いお湯に入れると変形しますので注意して下さい。最初は使いにくいかもしれませんが、少しずつ装着時間を長くするなどしていけば慣れるようになります。

どれくらいもつの?
スポーツ中は力を出すために歯を食いしばるので、マウスガードもすり減ってきます。少なくとも1年に1回はすり減りや破損をチェックしてもらい、いたんだものは作り替えることをおすすめします。

歯の治療中だけど大丈夫?
マウスガードは調整できますから治療中でも装着できますし、矯正装置を入れた状態でも作れます。むしろ治療中であったり矯正装置が入っているときの方が、怪我をしたときあぶないのでマウスガードを装着することをおすすめします。

虫歯や歯周病などでお口のなかに痛みがあるとスポーツに集中できません。このためソウルオリンピック以降オリンピック強化選手に対して年1回スポーツチェックの1項目として内科や整形外科とともに口腔内診査が実施されています。スポーツを安全で楽しくまた好結果を得るためにもお口の管理はしっかりとして下さいね。