まだまだ探せば、昔の香港の雰囲気を残すところはあるものです。今回は、そんな「食堂」を紹介しましょう。
MTR鑚石山(ダイヤモンドヒル)駅の南側に、今から50年くらい前の日本にあったようなバラック建てのような家々が立ち並ぶ一角(スラム街と呼ぶ人もいる)があります。こんな場所なので、まず観光旅行で来る日本人は寄りつきません。在港日本人の中でも、ここに来る人は少数でしょう。ところが、ここに知る人ぞ知る(地元の人はよく知っている)四川料理を食べさせてくれる食堂があります。とても、中華レストランとは呼べないような規模と雰囲気の店です。
ではなぜ私たちがこの食堂に引きつけられるのかというと、ここで食べられる担担麺の味が絶品だからです。四川料理ですから、私たち日本人になじみの深い料理もあります。麻婆豆腐が、代表選手ですね。辛さの中にも旨味があり、どの料理を食べてみても、おいしいものばかりです。
絶品の担担麺(ちょっと食べた後ですが)
今回私たちが食したメニューは、
(1)担担麺 17HK$
(2)干焼明蝦 (時価)
(3)三鮮蛋炒飯 24HK$
(4)干扁四季豆 40HK$
(5)葱爆牛肉 50HK$
(6)魚香茄子ほ(保の下に火を書く) 45HK$
(7)雲白肉 50HK$
ほかにもビールやコーラも飲んで、しめて382HK$でした。
帰る前に、MTR鑽石山駅の上にある荷里活廣場(ハリウッドプラザ)というところへ行きました。ちょっと疲れたのと喉も渇いてきたので、「ダイバイトン」という喫茶店へ行きました。
ここにも、ちょっと変わった飲み物があります。名前を、「珍珠珈琲」。ミルクコーヒーの中に、黒くて丸いつぶつぶのゼリーのようなものが入っているのです。これを、太めのストローで飲むのですが、強く吸い込みすぎると一気に口の中へ飛び込んでくるので、飲むのにも少しこつがいりますね。