昭和10年頃の写真ですがどれが花嫁?花婿?
榊原では昭和40年ぐらいまで次の順序で事が運ばれた。
1.親と仲人が決める(本人同士は知らないこともある)
2.仲人が一升酒を持って相手側へ行く
3.結納
4.足入れ・・・婿が嫁の家へ挨拶に行く
5.結婚式
=結婚式=
当日 嫁と仲人が中宿へ入る
亭主呼び(垣内の戸主・薄い親戚・従兄弟)
道具迎え・・・中宿で休憩もし、吊ってくる
嫁入り(中宿から嫁と仲人)・・・勝手口から入る
・入る時、お嫁さんを見に集まった近所の方々にお菓子を配る
・見に来た人は黒豆を投げる
式の前
・嫁は仏壇に参る(先祖への挨拶)
・お茶を配る
・嫁が両親に挨拶・・・盃
・式に嫁参列
式(濃い親戚)
(1) 仲人の挨拶
(2) 施主側代表(叔父や叔母)挨拶
(3) 三三九度の盃
(4) 宴会
翌日 お寺参り・氏神参り(檀家・氏子となる)
・かかじゃ(垣内女性を招きの仲間入り)
・道具の披露
2日帰り(3日帰り)・・・仲人と夫婦で里へ挨拶
(注)この儀式は2日で終わらず3日、4日かかることもある。
6.お伊勢参り・・・後の新婚旅行
とりあえず、これで目出度くよめりの儀は終わる。
(平成20年6月6日の講座から)