近所に不幸があったとき
悔やみに行ったとき
いろいろと養生した甲斐(かい)なくお亡くなりになり辛いことができましたな。
悔やみ来てもらったとき
長いこと懇意にしてもらいましたけど(こころやすうしてもらいましたけど)これからもお願いしますわ(お頼みします)。
お参り、初七日等
縁から上がり座敷に入ったところで、次の順序で挨拶して席に座る。
1、仏さんに 拝む
2、住職がいるとき ○○さんこんばんわ、ご苦労さんです。
3、施主に ○○さん、次第におさみしいことでございます。
(○○さん、だんだんと仏さんもお経ちになりおさみしいことでございます。)
4、親戚の方に どなたさんもご苦労さんです。
お参り、よばれ(食事)のある時
お門の広いのに私の方まで言うてもらいまして遠慮なく呼ばれてきました。
お参り、よばれのある時 施主から
何のこともしませんのにお忙しい中ようきとくなした。
よばれの席に着いて
1、 施主から 生前はみなさんにいろいろと懇意にしていただきました。(よーしてもらいました。)またその節は仏さんにご心配になりました。ありがとうございました。
(中陰中はみなさんお世話になりました。ありがとうございました。)何もありませんがゆっくりお上がりください。
2、 客側代表から 本日は大勢でお招きにあずかりありがとうございます、遠慮なくいだだきます。
中締め
施主を呼び客側代表から
たくさんよばれましたのでこのあたりで変わったものを。
(H20.5.2更新)
初盆のごあいさつ
初盆のお家では8月7日が「火入れ」で初盆の飾り付けをします。
近所の人は13日までに初盆見舞いにお供えを持ってお参りに行きます。
そのときの挨拶です。
「大切なご初盆(しょぼん)で
ごせっかくとおまつりなさりまして
おたいてやございませんやろ」
若い方が亡くなられての初盆では、最初の言葉が変わり一行目が
「存じもよらぬご初盆で」となります。
14日は近所の人たちに「分け」をします。「分け」は仏前に上げてもらったお供えをみんなに分けて初盆の供養をするもので、昔はそうめんがお供えの定番でしたが、時代も変わり一般の食事を「分け」として召し上がってもらいます。その夜に、初盆の飾り物をお寺に持って行き、お寺での供養に変わります。
15日は何もなく、16日にお寺での供養が終わり戒名を燃やしてすべてが終わります。
一周忌のあいさつ
お参りに行ったとき
仏さんも早うお経ちになって、今日はようもろとくなした。
お参りに来てもらったとき
暑いところ(通常のあいさつ)ようお参りなしとくなして、ありがとうございました。
(H20.7.4更新)