朝日新聞文化財団の助成を受けて、平成23年6月から平成24年3月までの期間に、財団法人美術院に委託して木造聖観世音菩薩立像(県指定文化財)の修復をおこないました。 本像は条帛,裳、腰布、天衣を身にまとい左手で蓮華を握り、右手を添えて直立する聖観音で、像の背面に記された墨書銘から鎌倉初期の建暦3年(1213)に仏師の僧妙尊によって造像されたことがわかりました。