HYDRUS Workshop & Short course

HYDRUS ワークショップ & 講習会

2008年6月26日 - 29日
於:東京農工大学および東京大学


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HYDRUSワークショップ (2008年6月28日)

HYDRUSによる不飽和土中の水分・溶質移動数値計算

要旨

地表面と地下水面に横たわる不飽和領域である『ベイドーズゾーン』は地下水や河川を涵養するだけでなく,汚染物質の緩衝帯であり,また,様々な農業活動を支えるなど重要な役目を果たしており,ベイドーズゾーン内の物質移動の正確で信頼のおける予測は非常に重要です。今日,ベイドーズゾーン内の複雑な物理・化学・生物現象の数値計算による解析が確立され,研究・教育・あるいは現場で用いられるようになってきました。不飽和土中の水分・溶質・熱の移動を数値的に解き,予測するHYDRUSは,その汎用性と多様性から近年世界的に注目を浴びているソフトウェアです。本ワークショップの目的は,現在および潜在的なHYDRUSユーザが,HYDRUSを用いた研究例や応用例を発表し議論する場を設けることです。また,更なるHYDRUSの発展のために,現在ある要望や今後の方向性について開発グループと議論することも目的の一つです。

本ワークショップは,東アジアでは初のHYDRUSワークショップであり,HYDRUSの主な開発者の一人であるカリフォルニア大学リバーサイド校Jirka Simunek教授が,JSPS外国人研究者招へいプログラムで東京農工大学に滞在されるのに合わせて,6月28日に東京大学にて開催されます。口頭およびポスターによる発表(英語であることが望ましいですが,日本語でも構いません)を行い,2-5ページ程度の講演要旨(英語および日本語)をまとめた,ワークショッププロシーディングを発行します。プロシーディングには,本ワークショップに参加できない方からの投稿も受け付けます。またHYDRUSを使っていなくとも,土中の水分・溶質移動のモデリングに関する原稿であれば,積極的に投稿してください。参加登録や内容に関する質問は,ホームページを参照するか,主催者(hiros<at>cc.tuat.ac.jp)に直接おたずねください。

主催:HYDRUS日本代理店 SOIL WATER
共催:土壌物理学会・農業農村工学会土壌物理研究部会HYDRUSグループ    

開催日時・場所

時間:2008年6月28日(土)午前9時00分〜午後17時00分(以降ポスターセッション)
場所:東京大学 農学部1号館第8講義室(ポスターセッション・懇親会は7号館114号室)

参加申込

以下の申し込み内容を,6月14日(土)までに, Eメールにて御申し込みください

  • 名前・所属・連絡先(住所,メールアドレス,電話)

参加費: 2000円(当日受付にてお支払いください)
宿泊は各自手配してください。

発表申込(プロシーディングのみ申し込みの場合も同様)

以下の申し込み内容を,6月7日(土)までに, Eメールにて御申し込みください

  • 発表タイトル(和英併記)
  • 著者名と所属(和英併記)
  • 発表形態希望(口頭発表・ポスター発表・発表せずプロシーディングのみ提出)
  • 発表者氏名・連絡先(住所,メールアドレス,電話)

申し込み後にプロシーディング原稿作成要領を送ります。発表原稿締め切りは 6月14日(土)とします。

現在の予定は,以下の通りです。
9:00〜9:45 基調講演:Jirka Simunek(カリフォルニア大学リバーサイド校) New features and new developments in HYDRUS software packages
9:45〜10:30 基調講演:宮崎毅(東京大学) Trends in Soil Physics and Soil Hydrology Related to Surface Zone Sciences 10:30〜10:40 休憩
10:40〜12:00 オーラルセッション
渡辺晋生(三重大学)Water and heat flow in a directionally frozen silty soil
渡邊裕純(東京農工大)Simulation of fate and transport of pretilachlor in a rice paddy by PCPF-SWMS model
藤巻晴行(筑波大)Determination of irrigation amounts using a numerical model
Yijian Zeng(中国)The Study of Diurnal Soil Water Dynamics in Coarse Sand with Modified HYDRUS1D Code
12:00〜13:10 昼食
13:10〜13:40 講演:Jirka Simunek(カリフォルニア大学リバーサイド校) A new modeling approach of plant root water and nutrient uptake
13:40〜14:20 オーラルセッション
坂井勝(カリフォルニア大学リバーサイド校)Surface Boundary Conditions from Meteorological Data Using HYDRUS-1D
中村公人(京都大学) Applications and Problems of Numerical Modeling of Nitrogen Transport in Agricultural Soils Using HYDRUS
14:20〜14:30 休憩
14:30〜16:00 ポスター発表の内容紹介(1課題5分)
16:00〜18:00 ポスター発表
18:30〜 懇親会

講演予定とポスター発表予定者リスト

HYDRUS講習会 (2008年6月26日,27日)

HYDRUSソフトウェアを使った,土中および地下水中の水分・溶質移動モデリング

目的

この講習会は,参加者が講習会終了後にRETC,HYDRUS-1D,HYDRUS-2D/3DといったウィンドウズPC用ソフトウェアを使って,自分で土中の水分・溶質移動の計算を行えるようにすることを目的とします。この講習会の初日は,土中の水分・溶質移動の基礎的な理論から,有限要素法を使った水分移動および溶質移動の基礎方程式を解く方法について講義し,不飽和多孔質体の水理特性関数のモデリングについて解説後,上記ソフトを使った演習をする予定です。二日目は不飽和土中の水分・溶質移動,ダム内不飽和-飽和水分移動,暗渠排水への水分・溶質移動などの応用例を使った,データの入力に関する演習が中心となります。また,一次元・二次元の逆解析問題についても,デモンストレーションを行います。本講習会の詳細に関してはホームページをご覧ください。既にHYDRUSを使っている方はもとより,土中水分・溶質移動の数値計算に関心をお持ちの多くの方のご参加をお待ちしております。

主催:HYDRUS日本代理店 SOIL WATER
共催:農業農村工学会土壌物理研究部会HYDRUSグループ    

講師陣

  • ユッカ・シムネック博士(Dr. Jirka Simunek):シムネック博士は,カリフォルニア大学リバーサイド校環境科学科教授で,専門は土中の水分・溶質移動の数値計算や逆解析による不飽和多孔質体の水理特性値の同定などです。これまでに150以上の学術論文を発表し,20以上の本で章の執筆を行っています。博士の開発した数値計算プログラムは,不飽和土中の水分・溶質・熱移動に携わる多くの研究者・学生・現場技術者により使われています。シムネック博士は昨年,アメリカ土壌科学会のDon and Betty Kirkham Soil Physics賞を受賞しました。また,現在Water Resources Research, Vadose Zone Journal, Journal of Hydrological Sciencesの編集者でもあります。
  • 取出伸夫(三重大学),西村拓(東京大学),斎藤広隆(東京農工大学),坂井勝(カリフォルニア大学)

<注意>講義は基本的に英語で進められますが,日本語による説明も必要に応じて適宜付け加えます。

開催日時・場所

時間:2008年6月26日(木)・27日(金) 午前9時00分〜午後17時00分(途中休憩あり)
場所:東京農工大学
      26日(木) 9:00-17:00 講堂(農学部本館)
      27日(金) 9:00-10:30 2号館多目的室
            10:30-17:00 講堂(農学部本館)

二日目終了後に,農工大にて懇親会を開催します。

参加申込

以下の申し込み内容を,6月14日(土)までに, Eメールにて御申し込みください

  • 名前・所属・連絡先(住所,メールアドレス,電話)  学生の方は,その旨明記下さい。

参加費(参加申し込み後,振込み先を連絡します):一般30000円,学生20000円(講習会参加者は翌日のワークショップの参加費は免除します。) 公費でのお支払いを希望される場合は,ご連絡ください。
キャンセルは一週間前までにお願いします。参加費は全額返却します。

宿泊は各自手配してください。農工大の宿泊施設については,数に限りがありますので,希望者は申し込み時にお尋ねください。

当日はPCを使った講習会となりますので,各自ノートパソコンを持参してください。なおソフトの事前購入は,必要ありません。

現在の予定は,以下の通りです。

6月26日午前: 一次元水分・溶質移動講義,土の移動パラメータ演習
6月26日午後: 一次元水分・溶質移動講義,水の浸潤など演習
6月27日午前: 逆解析講義およびデモ,二次元水分・溶質移動講義
6月27日午後: 二次元水分・溶質移動演習

上級HYDRUSコース(2008年6月29日)

HYDRUSソフトウェアおよび数値計算について

トピック

内容については,現在未定ですが,反応性多成分溶質移動(地球化学計算コードPHREEQcとカップリングしたHP-1)や三次元問題など,通常の講習会では時間の制約などから取り扱うことのできない内容に関する講習会となる予定です。なお上級コースは,HYDRUSあるいは他の数値シミュレーションソフトをある程度使いこなしている方を対象とした講習会です。

主催:HYDRUS日本代理店 SOIL WATER
共催:農業農村工学会土壌物理研究部会HYDRUSグループ    

開催日時・場所

時間:2008年6月29日(日)午前9時00分〜午後15時00分
場所:東京大学 農学部7号館第114講義室

参加申込

以下の申し込み内容を,6月14日(土)までに, Eメールにて御申し込みください(キャンセルは一週間前までにお願いします)。

  • 名前・所属・連絡先(住所,メールアドレス,電話)

参加費:3,000円

現在の予定は,以下の通りです。

9:00-10:30 非平衡(nonequilibrium)溶質移動モデル講義
10:40-12:10 地球化学計算コードPHREEQCとHYDRUSをカップリングした反応性多成分溶質移動HP-1のデモンストレーション
13:00-16:30 HYDRUS3Dの演習およびデモンストレーション

本ワークショップおよび講習会に関する申し込み・問い合わせ先

参加登録
Soil Water 取出裕子
〒514-0007 三重県津市大谷町 208-192
Tel/Fax 059-228-3025
E-mail: soilwater<at> za.ztv.ne.jp


お問い合わせ
斎藤広隆
東京農工大学共生科学技術研究院
東京都府中市幸町3-5-8
Tel & Fax: +81-42-367-5584
Email: hiros<at>cc.tuat.ac.jp

取出伸夫
三重大学大学院生物資源学研究科
〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577
Tel: 059-231-9583, Fax: 059-231-9604
E-mail: ntoride<at>bio.mie-u.ac.jp


Last update: June 12, 2008