09.宗谷(日本海側)=オロロン街道

再び稚内です。利尻岳登山で疲れました。

長旅で洗濯物も溜まっているので、稚内公園のキャンプ場で洗濯をして休養日としました。

夕方稚内温泉の童夢で入浴、今夜はここのキャンプ場でテント泊です。

夕食は手の掛からないレトルトのカレーにしました。
早朝の氷雪の門に頭を垂れて稚内を後にしました。
早朝、日本海沿いにオロロン街道を南下です。
オロロン街道とは
かってオロロン鳥(ウミガラス)が生息していたとの事、
現在数が激減して絶滅状態になってしまったそうです。
右手に日本海を眺めながら30km走行して、
浜勇知園地に到着です。
利尻富士が間近に見える海岸で
自然観察路が整備されていました。
先日登った利尻岳が海上に浮かんでいます。
頂上を極めたと思うと苦労が吹き飛んで感無量でした。
時間を忘れて眺めていました。
27km走行してサロベツ原野です。
湿原を散策できる木道が整備されています。雄大で、静かな雰囲気の中に立つと己が大きくなった様に思えてきます。
今回の旅で始めて雨になりました。草花が活き々として自分も生き帰った思いがしました。
18km走行、トナカイ観光牧場です。
丁度お昼になり、レストランで珍しいのでエビカツ丼を
食べました。エビカツ丼はお勧めではありません。
やっぱりエビは天丼、カツ丼はトンカツが一番でした。
約90頭ほどのトナカイを飼育する、
全国でも希少な観光牧場との事です。
トナカイは考えていたより大きいのでびっくりでした。
10km走行で、
日本有数の規模を誇る大規模草地牧場です。
行けども、行けども、
総面積1,400ヘクタールの丘陵地帯です。
約1,500頭の乳牛が放牧されているそうで、
広大な牧歌的な風景が広がっていました。
レストハウスでは牛乳飲み放題で100円でした。
北海道の牛乳は濃くて、
そんなに沢山飲めるものではありません。
コップ3杯でギブアップでした。
37km走行して、みさき台公園です。
遠くに望遠出来るのは利尻岳です。
公園内にはキャンプ場・天文台・
しょさんべつ温泉、岬の湯がありました。
生憎の曇り空でしたが、日本海の雄大な景色を眺めながらの露天風呂は最高でした。
53km走行して、道の駅 おびら鰊番屋です。
花田家番屋は重要文化財に指定されています。
昭和30年まで日本海に押し寄せた鰊、
今は何処へ消えてしまったのか・・・
栄華の様子を現在に伝えています。
25km走行して、黄金岬です。鰊の群れが黄金色に輝きながら押し寄せたので名が付いたそうです。
海岸沿いが小さなキャンプ場になっていました。
ここで今夜は車中泊です。
夕食は
途中の漁師町で買ったイカの一夜干・味噌汁・
サトウの御飯です。
何時の間にか地平線が晴れて
テントサイトからの夕日がとても綺麗でした。

次は 10. 札幌郊外 です。

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