07.美瑛・大雪山・富良野

早朝出発、北見国道・大雪国道で90km走行して石北峠へ、
最高地点の標高が1050メートル、北海道の三大峠の一つです。
峠を下って、13km走行して大雪湖に到着しました。ダムの完成により出来た巨大な人造湖との事、
周囲の景色からは自然がいっぱいでとても人造湖には見えませんでした。
少し下ると大函です。
渓谷に柱状節理の巨大な岸壁が続き、
5km程進むと流星の滝と銀河の滝がありました。
流星の滝は高さ90mの断崖の間から1本に纏まって流れ落ちています。
銀河の滝は高さ120mの断崖から幾筋もの流れとなって流れ落ちています。
ダイナミックな景観は日本の滝百選にも選ばれています。
温泉街は直ぐ近くです。ここに大雪山層雲峡ロープウエイ駅があります。7分で黒岳5合目です。
更にリフトで15分で黒岳7合目に到着です。
シマリスが来ていました。
管理棟で登山届けに記入して登山開始です。
黒岳山頂までは本格的な登山道で約2時間です。
因みに大雪山と言う山は無く、立山と同様に
山群の総称です。
7合目からは本格的な登山道です。
振り返ると目の前の層雲峡越しに武利岳がありました。
登山道の傍に咲いていた高山植物です。
更に登り詰めると
黒岳の象徴である巨大な招き岩が見えて来ます。
高度を上げる度に近付いて来ます。
これを越えて暫く登ると黒岳(1984m)の頂上です。
高山植物を撮影しながら、標高差1000mの登山です。約2時間程で大雪山の黒岳(1984m)頂上に到着しました。
登山道の彼方に大雪山の主峰、旭岳(2290m)の頭が微かに見えていましたが写真には写りませんでした。
天気は快晴まだ残雪もあり、
大雪山系の山々の景観は最高でした。
少々太り目の雄さんでした。
間近の北鎮岳(2244m)には有名な白鳥の雪渓が見え、足元の岩場にチシマギキョウが咲いていました。
層雲峡⇒旭山動物園、約60kmの走行です。
上野動物園を抜いて入場者が日本一になったとの事、
どうしても行きたかった場所です。
入り口の近くにあるのが 『ととりの村』 です。
従来は鳥が飛び去らないよう羽の一部を切っていたものを、
巨大なバードケージに人間が入る事で、
鳥が自然の姿で飛び交う生態にしたものです。
目の前で気持ち良さそうにフラミンゴが1本足で眠っていました。
同じ 『ととりの村』 の住人、白鳥と黒鳥です。      どこか鳥達も楽しそうでしょ!・・・
ペンギン館には4種類のペンギンが飼育されています。中で一番体が大きく綺麗なのがキングペンギンです。
背比べしようよ! どっちが高いかな?   早くおいでよ! 先に行くよ!  何か話している様です。 兄弟ペンギンかも・・・
水中トンネルで、水中を飛ぶように泳ぐペンギンを見ました。
本来のペンギンが鳥である事を実感しました。
愛嬌者のアザラシです。
普通の動物園は人が動物を見に行きます。
しかしここでは動物が人を見ています。
今日は誰が来ているのかな!
アザラシがこんなに早く泳ぐとは・・・ 円柱水槽もあっと言う間に通過してしまいます。写っていたのは1枚だけでした。
2m以上もある白熊が飛び掛って来ます。目の前に来る迫力は物凄い。人間を餌と勘違いしているそうです。
食べようとして、ガラスにぶつかりそうになり咄嗟に除けた所です。
ああ!疲れたからちょっと休憩するよ・・・

溌剌とした動物達の生態には感動しました。
思わず童心に返って見物していました。
寂れてしまった動物園をここまでにしたスタッフに脱帽です。
入園料¥580は安いですよ・・・
今夜は道の駅あさひかわで車中泊です。
隣に生協の大型スーパーがあり、
2FのマクドナルドにPCアクセスポイントがあり、
助かりました。
近くのセントで入浴、¥370です。
これがびっくり、温泉掛け流しでした。
夕食:握り寿司・アサリの味噌汁
朝食:葡萄パン・牛乳・マンゴーゼリー
としました。
早起きは三文の徳、美瑛に向かう途中の
富良野国道での日の出です。
広大な風景が徐々に明けて行く様は
雄大そのものでした。
旭川⇒美瑛 28km走行です。美瑛は十勝岳連邦を背景に広大な丘陵が続いていました。
パッチワークの丘は一面ジャガイモ畑でした。
開花はこれからでしたが所々に咲いている花は元気いっぱいで、
一面花で彩られたら見事だろうなあ!と思いました。
その丘の所々にたたずむ樹は存在感があり、
詩情あふれる風景になっていました。
過ってセブンスターのCMに登場した樹です。
美瑛の丘外れに 『ぜるぶの丘』 がありました。
広大な丘にはラベンダーを始め色とりどりの花が開花していました。
この丘にはバギー道路があり散策出来る様にもなっていました。
丘の上には見渡す限りの草原があり、実に牧歌的な風景が展開していました。
美瑛⇒天人峡 32km走行です。
柱状節理の岸壁に囲まれて川沿いに
数件のホテルがあるだけの静かな温泉です。
名称の通り、ここには羽衣伝説があります。
温泉街から川沿いに徒歩15分、
羽衣の滝がありました。落差270m、
流れ落ちる姿が天女の羽衣の様に美しいので
名付けられたとありました。
天人峡⇒旭岳 22km、走行です。
旭岳への路に入ると直ぐに旭岳源水がありました。
この辺りにはヒグマが沢山いるそうです。
ここで貯めて来たペットボトルとポリタンクに水の補給をしました。
この人は旭川市内から週1回水汲みに来るそうです。
麓の旭岳温泉からロープウエイ10分で標高1600mの姿見駅到着です。
過っての噴火口に水が溜まって出来た沼や池が散在していて、
約1時間1.7kmの遊歩道が整備されています。
丸い満月沼を過ぎ、鏡池と摺鉢池の間を登ります。
最奥の姿見の池に出ます。
姿見の池は旭岳を鏡の様に映すので有名です。
生憎今日の旭岳は厚い雲の中で姿は見えません。
姿見の池の近くの地獄谷では噴煙の真近まで近付けます。
その迫力は凄まじく、活火山その物でした。
又遊歩道の近くでは沢山の高山植物を楽しめました。
遊歩道の近くに高山植物が咲いていました。
白金温泉から望岳台への道路で約4km程続く白樺街道です。正面は美瑛岳です。
北海道100選にも選ばれているそうです。北キツネがひょっこり顔を出しました。
望岳台からの十勝岳・美瑛岳の展望です。
3.5kmで十勝岳中腹の温泉群です。
湯元凌雲閣から目の前に展開する
荒々しい十勝連邦は圧巻でした。
十勝岳温泉から少し下ると 『北の国から』 のロケ地、
露天風呂の吹上の湯がありました。
見晴らしは無いが自然林に囲まれた露天風呂です。
昼時なので、駐車場で餅と海苔を焼いて腹ごしらえして、
再び露天風呂へ・・・  先客が3人入浴中でした。
神戸から来たと言う人と旅行談義に花が咲きました。
吹上の湯⇒富良野 ファーム富田 47km走行、
ラベンダーが満開で丘全体が紫色に染まっていました。
ファーム富田⇒ニングルテラス 15km走行です。
静かな森の中に作家の倉本聡のプロデュースにより
建築された15棟のログハウスのお店がありました。
『北の国から』 の撮影地です。

今夜は昨夜と同じ 道の駅 旭川 で車中泊です。
夕食はむしょうにラーメンが食べたくなり、
御当地の旭川ラーメン、チャーハンセットにしました。
昨夜同様、近くのセントで入浴、早々に眠りに着きました。

次は 08.宗谷(オホーツク海側)・稚内・礼文島・利尻島 です。

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