リスボン シントラ
          PORTUGAL  2003/10/13



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JALロンドン経由にて、リスボンへ。当日午後に到着して早速、街中へ繰り出す。
街の中央に、鉄骨が剥き出しの古いエレベーターがある。観光をする前にはまず、全体を把握しようと、地図を身ながら行き着いてみると、小銭がないと乗れないことがわかった。
到着直後のためにその小銭がない。乗り込んでから困り果てていると、お孫さんを連れたおじさんが後ろから、肩を叩き振り向いた私にそっと、小銭を手渡してくれた。
胸の前で手を交差して、いいんだよ、というジャスチャーをしながら。ありがとう!
ポルトガルといえば、何と言ったってファド。予約して、タクシーで出かける。
進入禁止の道路を降りて、坂の石畳を下りて歩いた、表向きは
ひっそりとしたレストランには、同じくファドを楽しむ地元の人々が集い、室内は熱気がムンムンしていた。

ワインと鱈料理に酔ってしまい、途中で眠くなってしまったのは、残念。ミュージシャンは一流だった。
昨年末のNHKBSの特別番組に、このミュージシャンが出演していた。再会できて嬉しいと思うと共に、チターを奏でる奏者のすばらしさにもう一度、酔う。勿論、この美しい歌姫の声にも。
リスボンの街の中では至る所に、銅像がそびえ立っている。そこはまた、市民の憩う公園であり、観光客のマップの拠点となっている。

シントラへ電車で日帰り旅行をした。要点をバスが廻ってくれるシステムだ。
お伽の国のアリスになったような気分で散策した。駅のホームも待合室もアズレージョで飾られている。柄も色も息を呑むほど素晴らしい。
アズレージョに埋まっている駅員からキップを買うのも楽しい。
さてさて、帰国時に大騒動となった原因が、此処で既に始まっていたのだ。
ホテル・フォーシーズンは、部屋のスペースが広いのみならず、調度品もルイ14世調のものばかり。ドアを開けたら、鬘にブルマーのモーツァルトが飛び出してきそうな雰囲気。
ベッドは毎回、よじ登らなければならなかった。落ちなくて良かったと思うべし。
ホテルの朝食は毎朝、目が醒めるのが楽しみなほど、豪華で美味。
メニュウもバイキングながら、毎回違う。ジャガイモのココットが美味しくて翌朝もと思ったら、もうメニュウが変わっている。ヨーグルト、蜂蜜、色とりどりのチーズ、ハム、ソーセージ、どれをとっても吟味された最高級のものだった。


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