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        ニューヨーク     2000/11


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ニューオリンズから、デトロイト空港にてトランジット。そしてニューヨークへ。デトロイトは治安が良くないと聞いていたけれど、空港内で米国仕様の携帯電話をなくした。と、言うよりうっかり置いてきてしまったのだ。
ニューヨークのホテルヒルトンに、チェックインをしてから気がついた。良くない人に使われたらどうしようと心配だったけれど、結果的には無事だった。勿論、本体は手元に戻ってくることはなく、弁償金額は6万円なり。

予期せぬアクシデントが、もうひとつ待ち受けていた。飛行機が遅れて、予約を取っておいた、リンカーンセンターでのニューヨークフィルコンサートがフイになったことだ。今もって、返す返す残念でならない。
到着日の予定は、余裕をもって計画をするべきなのだ。翌日の、メトロポリタン歌劇場でのコンサートはゆったりと、予定通り観劇することができ、大きな感動を得ることができたことは、この旅のハイライトとなった。

食事は、予約が難しいといわれていたフォーシーズンが、その日の予約でOKだった。最初に度肝を抜いたのは、エントランスから階段を上がったところに、時代を経たピカソの大作であるタペストリーが、天井から床まで掛けられていたことだ。さすがですね。勿論食事は言うまでもなく、静かで豪奢な雰囲気でロブスターを平らげたのだ。
お上りさんよろしく、セントラルパークとメイン道路を馬車で闊歩した。秋色が美しく、我々を迎えてくれ、少し肌寒い風も心地よかった。
メトロポリタン美術館では、印象派を中心にゴッホ、ピカソの作品群などを筆頭に鑑賞した。詳細は、別コーナーを設けて記録する予定だ。
入場券は小さな金属でできたボタンだった。帰り際に、入ってこようとする若者にそれが欲しいと請われたが、記念の大切なものだからと断った。確かに、何度も使える一日券のようなものだ。

メトロポリタン歌劇場は、写真でもわかるようにシャガールの壁画がまず、迎え入れてくれる。
プログラムは、「ラ・ボエーム」。筋書きや音楽は先刻解っていたので、充分楽しむことができ、感激に浸った3時間だった。
帰りのタクシー争奪戦に巻き込まれないよう、早めに会場を後にしたのだが、他の人々は、慌てる様子もなく余韻を楽しんでいるようだった。機会があるならば次回は、ゆっくり帰ることにしよう。



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