sketch makino
2004/5/5


連休中は、混雑を避けてひっそりとした湖北にて、スケッチをしようと予定した。今回はゆっくりと描けることだろうとの目論見は見事に外れて、簡単な水彩画が6、7点しか仕上がらなかった。それをよしとするかは、出来具合によるのだが、初日は強い降りの雨に見舞われ、なかなか手が進まない。また、湖岸へ出ると強い風に吹かれ、描くどころではなかった。が、何とか見たものを記録するように描こうとしてみた。

まず、今津で知る人ぞ知る、新鮮な数々の湖魚を安く食べさせる店へ繰り出し、おまかせコース。あまりにもメニュウが多くて、最後の極めつけという、琵琶湖鰻の蒸籠蒸しが食べられなかった。あぁ・・残念。しかし、どれも美味しかった。そして、お値打ち・・。

翌日のディナーは宿泊先のマキノプリンスホテルで、湖面に浮かぶような錯覚に見舞われるレストランでのフレンチコース。洗練された味とセンスにワインもすすむ。
初日は、シブシブ雨に強い風。その中をスケッチブックを抱えて歩いた。湖岸へ出てみたり、街中をキョロキョロしながら歩いたり・・。地元の人には怪しまれたかな?
描くまでは、多くの時間を使うけれど、描くものを決めてしまえば、スケッチは3分。
写真の記録とは全く違う面白さ、醍醐味を3〜5分間で味わう。いったん乾いてから、また色を重ねること、30分。それで終わりだ。
ホテルの部屋から見た、松林を通した琵琶湖。降りてみると、ホテルの庭にそって延々と松林は続く。見下ろす位置で、力強い松を描きたかったが・・。
3日目にやっとお天気が回復して、湖面の向こうの山々の色も鮮やかに晴れ渡った。
砂浜でキャンプをしていた若者達は、この時とばかりに湖へ漕ぎ出して行く。
何の音だろうと思ったら、先日の嵐で波打ち際に寄せられた塵を、ブルトーザーがかき集めていた。ここはいつ来ても、美しい波打ち際が保たれている。よりいっそう、そこに遊ぶ水鳥達が美しく見える。


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