今回は、2度目のフロリダだった。遡ること1995年、向井千秋さんが日本女性として始めて、宇宙へ飛び立ったその時、私は同じくフロリダのケープカナベラルにいた。 ココアビーチにあるモーテルに滞在し、公の交通機関が皆無(多分)だったので、レンタカーを利用したのだった。 予想はしていたが、日本とは道路事情がまるで違う。何度か怖い目に遭い、何とか考えずに運転できるようになるまでには、2日間はゆうに要した。 しかし、驚いたことは運転中、スピードメーターが、どれだけスピードを出しても、70、または75などという数字を示す。走りながら、この計器は故障してるのかしら・・などと、暢気なことを言っていたのだ。 帰国後暫くして、キヌア・リーブス主演の映画「スピード」を見た時に声を出して飛び上がった。あ!米国はマイルなんだ!と。誠に、結構なスピードで走っていたわけだ。 ある日の夕方、レンタカーでマーケットへ。夕食のお買い物をしたついでに、ビールを買うことにした。当時、日本ではまだ、マーケットにビールは並べられていなかったはずだ。レジで並んで会計をするときに店員が、パスポートを見せるようにと言う。え!何故? なになに、ひょっとして私は未成年だと言うわけ?まさか!であったが、パスポートを提示してビールが買えたのだ。信じられない? フムフム、私のような小柄な大人はフロリダでは見かけないし、おまけに娘の可愛いフリフリレースのワンピース姿にお下げ髪だったから? 10年前の話でした。 今回も、フリーの旅だった。時間が止まったかのような広大な地で、ボールをかっ飛ばせるゴルフができたのは、下手なりにも楽しめた。スコアはやはり、いつもと同じでありました。 |