Belgium
2000/7
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ベルギーって
正式国名はベルギー大国といい、九州よりやや小さい面積のなかに9つの州があるが、言語境界線によって、フランドル地方とワロン地方の二つに分けられている。フランドル地方はオランダ語、ワロン地方はフランス語を常用する。 首都ブラッセルは、地理的にはフランドル地方に含まれるが、フラマン語とフランス語の両方が公用語となっている。 |
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関空からパリ経由でブリュッセル空港へ。が、パリからの便がキャンセルされ、他の飛行機に乗り継いだのだが、とんでもないオマケが附いてしまった。貨物扱いにしたスーツケースが到着していない。半べそかきながら紛失届けをし、到着後、ヒルトンホテルで荷を待つことにした。翌日、出かけている間にホテルの部屋に届けられていたので、まずはホットする。さて、どこへいこうか。グラン・プラスを漫ろ歩きする。夜のライトアップは幻想的だ。 食事は勿論、ムール貝の大盛り!帰りに通ったゴディバのチョコレート屋はもう、クローズしていた。 |
翌一日は、電車でアントワープへでかけることに。ンブラント所縁の教会を訪ね、絵を堪能する。 昼食の白ビールは格別に美味しかった。シュヘルド川を眺めながら、暫く風に吹かれたり・・、何とも穏やかな町だ。公園のトイレにはおばさんがいて、有料。お掃除が行き届いていて、見るからに清潔で気持ちが良い。 次の日は、ホテル企画の一日バスツアーに参加して、 ブルージュ、ゲントの街を訪ねた。バスツアー当日は、 朝から残念ながら雨模様。ホテルロビーへ早めに降りて 待ったが、まだ出発する気配がなく、何となくゆっくり していたら、危うく置いてきぼりにされるところだった。 バスのガイドは、訛りの強い英語で立て続けにしゃべりっては、観光客のご機嫌を取る。ただでさえ理解が困難である身には、ジョークらしき言葉に場内がざわめいても、即反応できないのが悔しい。ここで、一抹の寂しさも・・・。雨のブルージュには、相応しいかも。 |
お伽の国へ、一歩踏み入れたかのような錯覚に見舞われる町、フランドルの水の都ブルージュ。この自然と、この景観を守り繋いできた町の人々のアイデンティティと努力と、そして長年培われてきた共同体的生活習慣に圧倒される。 ここは、12、13世紀には西ヨーロッパ第一の易港となり、中世ヨーロッパの商業の中心として繁栄した。 しかし、15世紀に入るや、地理的理由により、商船が 入港できなくなって水路を閉ざされた。 それと同時にブリュージュは、都市としての機能も失うことになった。そのお陰で、中世の町に鍵が掛けられて、ひっそりとしまわれてきたという、他には見られない、素晴らしい雰囲気を醸しているのだろう。 |
ブラッセルもアントワープも、ブルージュも、そしてゲントもパリと同じく石畳が美しい。が、パリのそれは、すり減ったように滑らかなのに対して、ここは悉く目が粗い。ヒールの踵を何度挟まれたことだったろう。ベルギーは、必ずスニーカーで歩きましょう。 |
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三歩、歩いたら教会があるというくらい、町のあちらこちらに、様々な形のカテドラルがある。その何れもが装飾が素晴らしく、内部は絢爛豪華だ。一室がまるごと美術館、博物館のよう。 次回、また訪れることがあったら、町の裏をブラブラと心ゆくまで歩きたい。ただし、スニーカーでね。 |