整体術とは昔から、民間に広く伝わっていた日本古来の手技療法である。

整体術は武術の流派が確立されるに伴って次第に現代の整体術の形に整ってきた。

全国の柔術各派に裏技として治療技術があり、それは各流派の高弟にのみ秘伝として伝えられてきた、したがって一般に広がる事は無かったのである。

柔術の場合逆手と逆手を極めてからの投げを使うため、どうしても関節に対する事故が起きてしまう。

師範はこの治療が出来なければなりません。柔術のような組み討ち、関節を極めるような技を使うのであれば、その関節の構造と動きを良く理解しなくてはなりません。

逆手ではわずかに極める位置と角度が変わると効かなくなります。
その反対に逆手が極まればわずかに力を加えるだけで簡単に脱臼させることが出来ます。

この原理を理解していれば、脱臼、亜脱臼の治療は、その反対にすれば良いのです。中伝を許される頃になるとこの原理は身体覚えています。

古流柔術の免許皆伝者で有れば整体治療は師より伝承されて治療が出来ます、

また柔術を習っていない者が整体術を使えるはずはありません。
私は、関口流で奥伝を許されてから整体術を習い始めました、その方法は先生が気の向いたときに一つか二つ教えてくれます、質問は許されません。また、何度も習った技が出てきますが、これは以前習った技ですとは言えません、そしてこれを教えて下さいとも言えませんでした。
従って、系統立った教え方はありませんでした、ところがこの方法で長年勉強すると不思議なことに全て身に付いていました。

富田先生は、16才の時に山野先生に内弟子として入門しました、当然住み込みです。
給料はなく、盆暮れに小遣いをもらうだけです。生活費は要りません。

昼間は、柔術の道場は整体治療をしています、内弟子は治療院で働きます、先生の手伝いをしながら治療を勉強します、これが、内弟子の生活費になります。そして夜、柔術を習います。

この様なシステムが有ったので整体術も柔術も伝承されたのです。
現代でもこれらの古流柔術は日本各地に残っており、古武道整体術を行っている先生方がおられます。

南龍整体術とは関口流柔術に約400年前より連綿として伝えられてきた門外不出の秘伝であるが,

私は関口流柔術誠武館道場に入門以来、柔術とその裏技である整体術を習得し、さらに独自の整体理論に

基づく技術を開発し、古来バラバラに伝えられてきた技術を整理し、まとめたのが南龍整体術である。

肩凝り、ムチウチ、ギックリ腰、慢性腰痛、五十肩、膝の痛み、手足のしびれ、首の痛み、生理痛、寝違い、頭痛、目まい等その他

身体全体の骨格、筋肉のバランスを整える、関節の亜脱臼を指で静かに治す.

痛みを止めるのではなく、痛みの原因を治療する。

治療するとき、器具等は使わない.急激な力は加えない。

痛みもなく.危険がないので幼児から老人まで安全に治療出来る。